「そんで、俺は今泉が気に入って話しかけ続けたんだ。最初は嫌な顔してたけど、だんだんアイツも話してくれるようになったわけ」
楽しそうに話す鈴原さん
私も顔がほころぶ…
そこから鈴原さんは亮太さんとのことを色々話してくれた
その話がおかしくって私も笑った
「ねえ、茜ちゃん」
「はい」
鈴原さんは私の目を見た
「今日、今泉が厳しいこと言ったみたいだけど、アイツもひどいことしたって後悔してたよ」
「いえ…でも、私が聞き分けのないこと言っちゃったのがいけないんです」
「そんなことにいよ。
今日の今泉なんか変だなって思ったから、飲みに連れてったんだ。そしたら、酔った勢いで色々聞かせてもらったよ」

