「先生っ留年フラグですっ‼︎」




…。


柔らかな春の日差し…

先生の低く優しい声…

部活後の程よい疲労感…






「ひあわせぇ…ん。」


あたしは夢にうつつを抜かしついた。




「へっっ?! ちょっと遥日っ?」



隣の沙奈があたしを全力で譲って起こそうとしている。




「どうした、如月?」


かっかと黒板にチョークを走らせていた先生はあたし達をみて、眉間にしわを寄せる。





「いやっ…先生‼︎これはとんだ手違いでっ…ほら‼︎遥日ぃっ…」



「ふぇぇ…‼︎パフェはもう無理だおー。ひゃひゃひゃ…」




ぴきーんと全力の目が光る。






「いーちーはぁーらぁぁぁっ‼︎」


「ひゃいっ‼︎」




あたしは先生の声で一瞬にして目を覚ました。






…あれ?

パフェ…




しかも先生、めちゃキレてる?





沙奈を見下げると、いかにも


やっちまった…



と言う表情。








…⁈



まさかあたしまたやっちまったぁ?







「この、居眠り魔がぁ‼︎」




「すみませーんっ‼︎」