「この前の、忘年パーティー。高野先生の碓氷を見る目。ありぁー恋だな。」







なら、何故わたし達は付き合ってない!







アタックしてるのに!






おかげでアタック歴2年3ヶ月よ!








「戸惑ってるだけだよ。高野先生にとって初めて、異性に好かれたからね。 」









初めて、なんだ。やっぱり。






ニヤニヤする私と違い、二人はなんだから浮かない顔をする。









そして、次の瞬間、声をそろい言い切った。












「「あのモジャモジャ頭の何処がいいの?」」










「それ、田井中さんにも、聞かれた。」











というか、会社の人にみんな、会うたび聞かれてる気がする。