「……え…」 「何言ってるの優希ちゃん。貴方こそここで何していたの?」 ぼーぜんとした顔で、私を見つめる看護婦さん。 ……嘘… じゃあなんで私病院に? 「あっカレンダー破くの忘れてたっ!」 いつもは、しっかりモノの看護婦さんが慌てている。 どうやら日めくりカレンダーを破くのを忘れていたらしい。 それくらいで、慌てなくてもいいのに。 私は、今、自分の身に起きていることを忘れるために、看護婦さんをクスクスと笑いながら見ていた。