はじまりは保健室




「…何?」

心底面倒くさそうに振り向き、低い声で言った。


「記録用紙、書かないといけないんで」


「別にいいよ」


あなたがよくても、私が困るります。


「決まりですから」


そう言うと、彼は渋々戻ってきてくれた。



「えっと…まず名前、教えてもらえますか?」


私の質問に目を見開いて固まっている彼。



なんか変なことでも訊いた?