「…何?」 心底面倒くさそうに振り向き、低い声で言った。 「記録用紙、書かないといけないんで」 「別にいいよ」 あなたがよくても、私が困るります。 「決まりですから」 そう言うと、彼は渋々戻ってきてくれた。 「えっと…まず名前、教えてもらえますか?」 私の質問に目を見開いて固まっている彼。 なんか変なことでも訊いた?