トルクラトルクラ・ルンタッタ

「ぼくにはこの村がある。かえりみちがある。たくさんの、思い出がある。……あたたかな村人に、お母さん。」




「それに、クレアがいる」




クレアは少しだけ、からかうみたいに意外そうな顔をして見せました。




うれしさ、かんどう。




暗い夜に包みこまれたそれを、月明かりがすくいます。




「それに気づけていることが、ぼくの、しあわせ」