家にかえるみちを、トムとクレアはあるきます。




あたりはもう暗く、クレアはエイディーと男からもらったおみやげのパイを、




からになったバスケットにいれていました。




パイをうけとったのはトムでしたが、どうしてもじぶんがもちたいときかなかったのです。




みちはしずか。




まんまるにふとったお月さま、二人のあるくさきをてらしています。




トムがふと、言いました。