「…。お前マジで無自覚か。いろんな意味で(笑)」
「はぁぁ?なんか言った?もっとさ、シャキシャキしゃべってよ!聞こえないっつーの!最近の男はさ…」
ここまで言ったところで真理に止められた。
「佳那…。もやめといたほうが佳那のためかと…」
「でもさあ、真理…。こいつがぁー・・」
こいつは最低なんだよ。見てたでしょ真理。
「わかってる。岩崎がクソなやつってことぐらい一発だわ。そんでもって佳那にひとめ…!!」
「おまっ…なななにいってんだよ。こいつなんかにあれするわけねーだろ。まじ頭行っちゃったんじゃね?」
「な~るほどね。意外に純情ボーイなのね。まぁ、せいぜい頑張る事ね。ってことでいったん終わり。先生、話を始めてください」
ってことで終わりって。真理何言ってんのかわかんないし。
なに?こいつが純情ボーイだって?
笑えてくる~~~!!
でも、真理はこいつが二重人格ってことがまるわかりなんだなぁ。
まぁ、こいつ見るからにあれだもんな。
オーラだよ、オーラ。
てか、なんなの、クソ崎やつ。
机に伏せたままなんて。何様なんですか~?
岩崎が私を見てないことをいいことに、あっかんべーを十回ほど岩崎にかましておいた。
