それからというもの、ゆきが暮らしていた地方の村では、こんな話が語られるようになった。



腰に小さな骨壺下げた
白い人がやって来る。

手には娘の頭蓋骨。

カラカラカラカラ響かせて、
夜の小道を歩いてく――。







《遊真編(終)》