ゆきは彼の肩に手をそえ、その情熱的な口づけを受け入れた。
「はあ…ゆき、俺は嬉しい。君の夫になれて…夢のようだ」
行為中の遊真の口癖。
耳にくすぐったいこの台詞を聞く度、ゆきの方がこの現状は夢ではないかと疑いたくなることを彼は知らない。
彼女は微笑みながら遊真の頬を撫でた。
首元まである白い髪。
闇の中でも輝く金色の瞳。
「私も、夢のよう。遊真のような美しい殿方が夫だなんて」
「……俺は美しい、か?」
白き髪や金の瞳は異形のそれ。
「気持ち悪く、ないのか?」
恐る恐る尋ねる夫。
しかしその恐れも、彼女の前では杞憂に過ぎない。
「私は好き。遊真の髪も瞳も…とても綺麗」
しとやかに微笑む彼女に、遊真の心は高ぶった。
「ゆき、愛してる」
夜の帳が愛し合う二人を包み込む。
夫は妻を甘く掻き抱き、彼女の中でその思いを遂げたのだった。



