「あかり!?」
「ほ、火叉七さん!?」
風真に連れられてやって来た花嫁はあかりだった。
確かに会いたいとは思ったが、こんな形はちょっとないだろう。
神様って残酷だ、と呟きながら火叉七は目の前がぐわんぐわんしてきて頭を押さえた。
「どうして…火叉七さんが…!?」
「あ、はは…まさかあんたが風真の彼女だったなんて……泣きたい!」
驚くあかりに悔し泣きする火叉七。
そんな二人を風真は冷めた目で見つめる。
「やっぱりね。火叉七と知り合っていたか」
ボソリと聞こえた言葉に火叉七の耳がぴくっと反応した。
「風真っ、お前なんで気づいて…!」
「臭いだよ。最初は半信半疑だったけど、髪飾りで確信したんだ。火叉七の臭いだってね」
憎たらしい程の挑発的な笑顔で風真はあかりを後ろから抱きしめる。
「あかりは僕の花嫁だ。手を出さないで欲しいな」
「こんにゃろ~っ…あ!でもお前、浮気してたんじゃないのか!?あかりが言ってたぞ!」
「浮気?有り得ないよ。あかりは一体どこからそんな疑惑を浮上させたのかな?」



