「梨々香・・・」 「・・・」 私は誠を無視した。 「梨々香〜」 「こ、宏貴くん〜」 「あいつ、ぜってぇ俺の事さけてんな」 後ろから視線を感じる。 でも私は宏貴くんのもとに走っていった。 「どうした?」 「たまたま見かけたからさっ♪」 「そっか」 梨々香の後ろ姿は楽しげで笑ってた。 「梨々香・・・」