ガラガラッ 梨々香『りーいーきっ。』 私は彼の名を呼びながら 空き教室のドアを開けた。 梨々香『へっ?あれ、いないや。もう帰ったのかなー?でもカバン教室にあったの見てきたし…。 んー。保健室とかいたりするかな?』 こんな放課後の時間だから 保健室なんて空いてないだろう。 だからリイキがいるはずもないけれど 探す場所が他に見当たらなかったため、一応向かってみる。