そして、ポッキーゲームが始まった。 みんなが次々と照れながらも 受け渡していって、 ついに私の番まできた。 すでにポッキーは半分くらいの短さ。 口渡しのたびに みんなが少しずつかじったせいだ。 緊張しつつも 徹二さんからポッキーを受け取ろうと 口を近づける。 くわえたはいいものの なかなか徹二さんがポッキーから 口を離してくれないし ジリジリと顔が近くなってきた。 フッ 梨々香『ンンッ !』 ポキッ。