『そんときに徹二さんが…俺を救ってくれたんだよ。あの人は、俺に色んなことを教えてくれた。徹二さんがいなかったら俺はこんな風に誰かを愛せる人間になってなかったかもしんねえ。なのに、なんも恩返しできなかった…』 梨々香は俺の頭を撫でてきた。