ひとつ屋根の狼さん。






「いやっ、あの、そういうつもりじゃなくて~!!」





「朝も弁当も夜も作らせて、俺だけなにもしないわけにはいかなくない?」





ツカサさんはきれいな動作でスポンジを洗剤で泡立てる。




「おまえはもう、家族なんだから。

そーゆーへんな気遣いしなくていーんだよ、バカ」







……ツカサさん……






優しい……





「おまえのささやかな胸でも、揉ませてもらったし。
その、お返し」






……






……やっぱり意地悪だ!!!









ふと、無造作にまくった制服のシャツの袖口が落ちてきて


汚れそうになっていることに気づいた。







「あ。
ちょっと、動かないでください」




「……あ?」






先輩のシャツを、丁寧に折り上げる。





「……はい!
これで大丈夫ですっ」





そう言って見上げると、

なんだかものすごい形相で睨まれていて……








なんで!!!!!(泣)








「し

しつれーします……」







慌てて逃げ出しましたとさ。