ひとつ屋根の狼さん。














幸せ……。





「幸せそうなつらしやがって」




「わっ!!」





夢見心地でお部屋に入ろうとすると、わたしの部屋の前にツカサさんが立っていた。




「夕飯、どーする」




ぶっきらぼうにたずねられて、わたしははっとする。




「あ、わたしが作りますよ!

っていうか、昨日も今朝もごめんなさい……
居候のくせに、なんにもしないで」




まあ、不可抗力といえば不可抗力だけどっ。



でも人として、ちょっとまずい状況。





「別に……
そんなのは、いいけど」



「いやいや、よくありませんよっ。
お弁当も、これからわたしが作りますから!」






その言葉に、ツカサさんのまゆがピクリと動いた。




「……弁当。

おまえが?」




おまえ、指をさされて、わたしはすこし得意気にうなずく。