ひとつ屋根の狼さん。








「家族ぐるみかあ……
そういうの、いいよね。
あ、じゃあふたりは、以前から知り合いってこと?」




ユウト先輩がたずねて、わたしはあわてて首を振った。



「いやいや、違いますよ!
両親同士は親交あったみたいですけど、
わたしたちが会ったのは昨日が、はじめてで……

ほんというとわたし、ママとパパの友達に同年代の、それも男の息子さんがいるなんて知らなくて、


ユッキ……ユキコさんにそのことはじめて知らされて、びっくりしちゃったんです」





あはは、ばかなんですよね、よく言われます、なんて付け足して自嘲気味に笑うと、



なぜかふたりの表情が固まってしまった。




あれ……?



ここは、あはは、ばかだなーそんなことも知らないなんて、って、わらってもらうところだったんだけどな……?(汗)