ひとつ屋根の狼さん。













「ふー。
ここまで来たらもう大丈夫でしょ」



「……なんだってこんなとこまで……俺はまだ昼食ってね~し」


不満そうなツカサさんのこえ。




「あ、ほのかちゃん大丈夫?
ごめん、走らせすぎた?」



ツカサさんをまったく無視してわたしを見るユウト先輩……。


「……。
だ、だいじょーぶ、です、はい……」



っていうか
わ、わたしこの歳にして……

……運動不足?



そんなに走ってないはずだけど……

ユウト先輩がおもいっきり背中を押してきて、全速力でここまでの階段をのぼらせるから、息も絶え絶えになってしまった。



屋上まで四階分……

あ、めまい。





言葉もつげないわたしを見て、くっくっとユウト先輩が笑ってるのなんて、知らない……




絶対、見えないし!(泣)