ふと、声のする方へ顔を向ける。 小柄な女子がハンカチを片手に持っていた。 美保と比べると、だいぶ小さい。 150センチあるかないかくらい。 「えっと、…なんか泣いてるような感じでしたので…あ、すみません!知らない奴が喋りかけて!」 1人で喋って1人でパニくってる。