そして、椿の思いを知った皆を代表し、

陽呂が口を開く。























陽「分かったよ、椿。














────────行ってこい!!!」














そう陽呂が言うと同時に、俺(僕)達も

椿へにっこりと笑いかける。






一瞬、椿はフリーズしたけど、

直ぐに笑顔になって、暁を担ぎ上げ、

そのまま駆け出した。
















或「え“、もう行くんだ………。」




禅「善は急げ、なんじゃないですか??」
















すると、椿は突然足を止め、此方へ

振り向き、何故か右手を高く掲げた。















そして、こう叫んだ。



















『我こそは新選組一番隊隊長、沖田 椿!!

待っていろ、私は必ず此処に戻る!!!





















─────私の居場所、新選組に!!!!』











───そして、椿と暁は見えなくなった。