陽「改めて、この新選組の局長、近藤陽呂だ。

困った事があったら何でも言えよ?」




紫「……………新選組副長、土方紫苑だ。

くれぐれも、沖田、俺に近付くんじゃねぇ。」




風「新選組総長、山南風磨です……。

宜しくお願いします。」





楓「……………………斎藤一の子孫、斎藤楓。

………………………宜しく頼む。」





凰「永倉新八の子孫の、永倉凰雅だ。

椿、宜しくな。」




要「俺は原田佐之助の子孫、原田要だ。

仲良くしよーな♪」



或「さっき言った通り、藤堂平助の子孫、

双子の兄の方の 藤堂或!!

椿ぃ、よろしくねぇ?」



无「双子の弟、藤堂无………。

椿ちゃん、よろしく……………。」





『………………此方こそ、宜しく頼む。』








紫「………取り敢えず、これで自己紹介は

終わりだな………『天井裏の奴も言え。』

っな…………!?何を……………!!!」











呆れた。まさか言わないつもりだったのか。

引き入れるくせに監視するとは、

なんて理不尽なんだろうか。








『巫山戯(ふざけ)るなよ?

お前達が私を引き入れたくせに

監視をつけるとは話が

可笑しいんじゃないのか?

生憎、そのような事をするのであれば、

私は入隊しない。

いいか、巫山戯た真似をするんじゃ無いぞ。

その時は私がお前達を斬る。良いな。』







そう私が言うと、皆が固まった。




それはそうだ。

私の殺気に耐えれる者など居ない。










すると、天井裏の奴が降りて来た。

降りたと同時に首元に苦無が突き付けられる。



……………どうやら紫苑をとても

敬愛しているらしい。




まさに歴史の再来並にだな。











『………………何か。』



?「紫苑様を無下にするな。

その時は容赦しない。」




『…………貴様こそ、私を侮辱するな。

その時は…………
























こうなる…………!!!!』



















次の瞬間、私は隠し持っていた苦無を

素早くその男の額に突き付けた。








男は私がそんな事するとは思ってなかったか、

あまりにも早過ぎて見切れなかったのか、

唖然としていた。











『…………私は剣のみではない。

武道は全て習得している。

私を倒そうと思うのならもっと

修行でもして来い。

貴様の様な格下に私は打ち取れやしない。』







そう言ったと同時に男は何故か私の前に

ひさまずいた。









キョトンと私がしていると、










?「無礼を働き申し訳ございませんでした。

俺は貴女を見縊っていたようです……。

ですがこれからは俺は貴女の為に

修行して力を強めます…………。」












え。








えぇぇぇぇぇぇ!!??


何このパターン!?!?


普通其処は逆ギレするところでしょう?!


何なんだ此処の奴等は!?



紫苑がポツリといった。



紫「禅が…………初対面の奴に懐いた…………。」







禅?もしかしてこの変な奴の事か?




禅「申し遅れました………。

山崎烝の子孫、山崎禅といいます…………。

以後お見知りおきを…………。」




うわ。なんかめっちゃ目がキラキラしてる。


何なんだこの子犬みたいな……。








クールかと思ったけど、

コイツも甘ちゃんだなw








本当に此処での生活、一体どうなるんだ…?



皆がいる中で盛大な溜息をついた

椿であった。