曙「あ、そうだったね〜♪
だって、俺等一家は、
三浦家だもんね♪」
──────ドクンッ。
みうら、け……………??
聞いた事がある。
或と无の祖先、藤堂平助を油小路の変で
殺した、あの三浦の子孫だとか。
………そして、今も尚、新選組の血筋を
根絶やしにしようとしているらしいのだ。
はは、はははは。
なんだ。そういう事か。
暁「……………っ!!!
曙……………!!!!」
何故、そんな顔をする??
そんなに悲痛そうな。
此処に来ても名字を名乗らない訳だ。
三浦なんて言えば即首が飛ぶ。
────最初から、私達沖田家の血筋が
目的だったんだ───────
改めて私はまた絶望の淵にいた。
きっぱり許す事は出来ないが、
理由があり爽を殺したのならば
まだ怒りを抑えることができた。
………………が、三浦家なんて聞けば、
もう我慢ならない。
暁「椿………!!!!違う…っ!!!
俺は、俺はただ……っ!!!!」


