【in 新選組 屯所 副長室】





私は風呂に入ったあと、

副長室に呼び出された。






そこには皆が揃っていた。



入った途端、无と楓に抱き着かれるし。










挙句、そんな2人を見て皆が固まるし……。










要「は?え?ちょww

何この状態。えええええ!?」






『五月蝿い。要は何時も五月蝿いな。

少しは黙れねぇのか、この低脳な屑め。』






そう言うと要は、





要「そこまで怒らないでええええ?!

謝るからあああああ!?!?」












……………と、最後まで馬鹿な要。







凰「………要。大丈夫か…………?

俺が一緒に騒いでやるさ………。キラキラ」







…………と一緒になる馬鹿も居るし。












禅「椿様!!流石椿様ですね!!!!

无と楓が懐いているなんて!!!!

本日は苦無の稽古をつけてください!!!」






………と様付けまでして呼ぶ忍も居るし。













それを睨みながら見る紫苑に、

微笑ましそうに見る陽呂と風磨も居るし。

























本っ当に…………………


























『っぷぷ………あははははっっ!!!!』









なんて、暖かい人達なんだろう。






















陽「つ、……………椿が…………………」



風「えぇぇ!?」




紫「沖田……………………が……………」




或无「「椿………………」」




要凰「「ま、まさかの…………」」




楓「椿………………………?!」




禅「椿様…………!!」







「「「「「「わ、笑った……!?」」」」」」












『くくっ……………あはははは……………。



本当にお前達は暖かいな。


自分の罪も忘れる程に。









…………クッ…………ふぅ……………。


久し振りに笑ったな。










そのままでいてくれ。


紫苑は睨み、陽呂と風磨は微笑み、

楓と无は甘え、或は明るく、

要と凰雅は馬鹿なままで、禅は様付けで。















─────例えもし、どんなことが

あっても、な…………。』
















椿の顔は余りにも悲しみが満ちていて、

他の男達は何も言えなかった……………。