『…………分かってる、分かってる。 大丈夫、大丈夫………。 私だって、そうだった…………。』 あの時の、人を斬る感触は忘れられやしない。 肉に刺さるグニャリとした、あの 何とも言えない感触が。 『そうだな………。これで楓の気が おさまるか分からないが、 少し私の昔話をしよう。』 楓「昔……………話………………??」 『そう、昔話。初めて人を斬った話だ。 あれは、まだ私が六つの時だった────』