その後、お互い部屋に戻り、皆休んだ。















────翌日。





今日から、新選組が始動する。







陽「これより、新選組始動する!!」







そんな陽呂の言葉で、嗚呼、

始まってしまったか、と思う。





────後戻りは、出来ない。














紫「………早速だが、依頼が来た。

一番隊隊長、三番隊隊長への依頼だ。

沖田、斎藤、これ読んどけ。」






そう言って渡された紙には。






















新選組

一番隊隊長 沖田 椿 様
三番隊隊長 斎藤 楓 様


暴走族『鬼蛇(オニヘビ)』抹殺の依頼



薬、関係のない者への暴力、

銃の違法所持等などの犯罪により、

抹殺の依頼をします。




東京都警察署





















『………ふむ。随分と本格的だな。』







楓「……………族か。くだらん………。」






『…………仕方ない。依頼……と言うより

仕事だからな。楓、行くぞ。』





楓「……………………嗚呼。」















『新選組一番隊隊長、沖田椿、』

楓「新選組三番隊隊長、斎藤楓。」




『「出動します。」』








………………こんな風に言えって糞紫苑に……。


いちいち面倒臭いだけなのだがな。








勿論私達は、あの有名なだんだら模様の

新選組の羽織を着ている。






これが、新選組の証と誇りだ。


これを着るからには、情けは要らない。