"ひゅうたが一生懸命探してるから見つかるよ"


なんて、あいつに対して初めて心から出た素直な言葉を言うと、あいつは

"ありがとう。お前に言われたら自信ついた"

なんて、答えたもんだから、私は柄にもなく、頬を赤らめてしまった



何だ、私って思った

何だ、この感情って


味わったことのない思いが胸を占めて、何となく痛かった



それを恋と認識するまでは時間がかかった


付き合ってる男に抱かれても、目を瞑るとあいつの顔が浮かんでくる


セックスなんて、ただの快楽と思ってたのに、その快楽を得るセックスに集中出来なくなった


いつのまにか、男断ちをしていた