お前むかつくねん②~人生かけて恋愛するばい


私は今、琢磨と花火を見ている…


ここからじゃ、ちょっと遠いけど、それでも花火は綺麗に見える



『終わったな…ちょっと遅かったか…』



『うんうん、琢磨と見れたから凄くよかったよ』



『幸…』



涙が私の頬を伝っていた



『幸…ごめん』



そう言って琢磨は涙を拭って抱き締めてくれて



『…何で謝るの?』



『…すぐ会いに来なくて…』


うんうん、いいよ

今こうして会えて、一緒に花火見れてるもん