私は今、琢磨と花火を見ている… ここからじゃ、ちょっと遠いけど、それでも花火は綺麗に見える 『終わったな…ちょっと遅かったか…』 『うんうん、琢磨と見れたから凄くよかったよ』 『幸…』 涙が私の頬を伝っていた 『幸…ごめん』 そう言って琢磨は涙を拭って抱き締めてくれて 『…何で謝るの?』 『…すぐ会いに来なくて…』 うんうん、いいよ 今こうして会えて、一緒に花火見れてるもん