お前むかつくねん②～人生かけて恋愛するばい

『瑞希…』



『うん？』



『あの子…あの子の気持ち気づいてる？』



前は聞けなかった

でも、今は、余裕があるわけじゃないけど、でも、人を好きになる想いわかるから、だから、瑞希を独り占めしてる分、そういう想い、私もわからないとって思うんだ


そんな素敵な人と付き合ってんだ
一杯泣いてる人いるんだ


瑞希にふさわしい女の子にならないとって気を引き締める意味も込めて



『…前に告白された事があるんだ。でも、想いは受け取れないって伝えてる。挨拶だけしてるけど…』


実は名前も知らないくらいでと、ばつ悪そうに言った



『美月に話してなくて、ごめん』
と言った