『はい、お茶』



『ありがとうございます』



『…美月のどこ好き?美月より可愛い子なんて一杯いるし、気だって利くほうじゃない。一人っ子だから、マイペースだろうし』



『一緒にいて、凄く楽しいし、心が暖かくなれます。いつも一生懸命で、友達思いで、心根が優しくて、綺麗です』


『ちゃんと、見てくれてるんだ。母親として、凄く嬉しいな。瑞希ちゃんに出会ってあの子本当に変わった。周りを思いやれるようになったのも、あなたのおかげよ。ありがとう』



『僕こそ、ありがとうございます。あいつに会えて本当によかったです』



『泣ける。本当にいい男。おばちゃんがもっと若かったら惚れてるわー。これからも、美月を宜しくね』



『はい』



お母ちゃんが、本当にジーンとしてるとは知らずに、お泊まりの準備も終えて、家を後にした



まさかの親からの許可で、お泊まり

あー、ドキドキが止まらない