『お前、むかつくねん』



俺は、そう告白して、その場を後にした



今日、言うつもりじゃなかったのに、我慢出来なくなって…つい



付き合っても言わず、帰ってしまった
ダサいな俺…


でも、まっ、いっか、好きな奴いないわけだし、俺にもチャンスがあるってことはわかったしな



今日はポテにさよならを言わなきゃ行けないから、早く帰る必要があった



『瑞希、遅いじゃん。雨降ってくるよ』



『わりぃ、わりぃ』



『また、どうせどっかの女といちゃこいてたんだろ』


いちゃこいてはないけど、告ってただけで


てか、最近の俺は女遊びなんかしてないつうの


真面目な弟喜一は、俺をかなり軽蔑してるな