『瑞希っ』



『…ゆか?』



『これ、食べて』



瑞希は?の顔をして


『何で?』

って言った


とっさに

『鈴木君に作ったの味見してほしくて』

と言ってた
本当は違うんだよ
瑞希の為に、瑞希の事だけを考えて作ったのに



『鈴木の為に作ったんだから、鈴木以外の男に食べさせたらダメだ。ゆかが作ったんだから、うまいに決まってるよ』



そういって、受け取って貰えなかった



私は笑ってそうだねって言ったけど、心は涙で一杯だった



また、ふられちゃった



でも、諦められなかった

前、諦めて後悔したから、もう諦めたくない…