『吉子、何飲む?』



『水』


『水?喉が渇いてるの?』



『からから、心もからから』



何だか砂漠みたいな人がやってきたあるよ、ラブメールを打とうとしてるのに…



『なんか、顔色悪いよ、どうしたの?』



『はい、お水よ』



『ありがとう』


一気に飲み干すと鎌吉は、ぽつりと言った



『…赤ちゃん出来たかも…』