「冗談って言えーーーーー!!!!」


「冗談じゃないから言わない」


プイッとそっぽを向く。


もうこうなったら………
“アレ”するしかないか…


「………はっ!!」


ーゴッ


潤は床に倒れ、お腹を抱えとる。
ウチは、潤のお腹に回し蹴りをヒットさせた。
俊と荵は口を開けて呆然としとる。


「まっ、潤はほっといて部屋に案内するわ♪着いて来て♪」


絢はん、ウチが言うのもなんやけど、ほっといてええんですか?
………って聞きたい!!


まぁ、とにかく着いて行かな!


「ここが狸鬼の部屋よ♪右隣は潤の部屋で左隣は俊の部屋、真向かいは荵の部屋よ♪」


うわー
何その位置。
何で潤と俊の間の部屋あいとったんやー!
しかも、真向かい荵やねんたら、荵がここの部屋で荵の部屋がウチやったらええやん!!
何で男に挟まれとん!?


「あら、そうこうしてる内に晩御飯作らないと~!でも、これから仕事なのよね…」


チラッとウチを見る。
はぁ…
こう来るおもてたゎ…


「ウチが作るさかい、仕事に安心して行ってええです」


「本当!?ありがとう♪じゃ、行ってきまーす♪」


はぁ…
何作ろうか…