「お?何か焦げ臭くないか?」


へっ、焦げ臭いやと?
毛布の中やと臭いがこん。
毛布から少し出て、クンクンと臭いを嗅ぐ。
確かに焦げ臭い臭いがする。
もしかしてこれは…


「火事………とか?」


ズバリ真実を当てたな、俊。←まだ決まってないから!!
って、そんなこと言ってる場合じゃないゎ!


「俊、一応水持ってこい!」


「了解!」


勢い良く飛び出して行った俊を見送り、ウチは台所に急ぐ。