潤の部屋に連れてかれ、腕を離す。
あまりにも殺風景やなぁ。
ベットにタンス。
必要品しか置かれてない。


「また言ったよな?子供作ろって…」


???
もしかして、また勘違いしとんのか?
どこでそんなんゆったんや…


ームニュ





「なっ、何すんねん!!」


バッと後ろに下がり、胸を手で隠す。
こいつ、懲りてないんか!?


「…………何カップ?」


「はっ?」


何カップ?
何や、意味分からん。
急に胸触って何カップって…


「教えてくれないの?」


ウルウルして子犬みたいな目ぇで見つめられたら言えへんわけない……
グッと唇を噛み締め、悔しさを表す。
しかし、そんなことは無視してジッと見てくる。


「………へん」


「えっ?」


「や、やっぱり言われへんー!!!」


バンッ!!と勢い良く部屋を出た。