「った、田中!?」 「…なにそんな驚いてんの?」 訝しげに眉をひそめる田中。 「あ、田中ー」 そんな田中に友梨が話しかけた。 …嫌な予感。 「今まどかが居候してる家の犬、“タナカ”っていうんだってー、珍しいよねー」 やっぱり!! 「……ふーん」 …見下ろす田中の視線が冷たい。 「そっそれで!?田中なんか用!?」 ここは話題をかえるしかない!!