その場に取り残された私たち


夢じゃあ…ないんだね





私…先輩と喋ったんだ。



喋っちゃったあー!!




「まな〜!もうやばいよ!私…幸せ過ぎて本当にやばい!!」


「よかったね〜!いい感じだったじゃん♪」


「うん!ありがと♪じゃあそろそろ着替えに行こっか♪」




まなと全速力で走った。






あー
もう本当にやばい。


私、こんなに幸せでいいのかな?




ますます好きになる。


昨日よりも、もっともっと先輩のこと好きになる。



好き好き、大好き!




まだちょっぴり恥ずかしさもあったけど、

照り付ける太陽が、私に勇気とパワーを与えてくれた。




真夏の暑さになんか負けないくらいの、私の気持ちも燃え上がってる。




もうすぐ夏休み。




この夏休みで、私の人生が大きく変わるなんて…

きっと想像もしていなかった。