また一週間が経ち、先輩とはほぼ毎日メールをしていた。



昼休みには下に降りて、いつも先輩を見ていた。



放課後の部活では、体育館の開いたドアから、たまに先輩が見えるのが嬉しくて仕方なかった。




恋ってこんなに嬉しいんだ


楽しいんだ


幸せなんだ


笑顔になれるんだ




そんな毎日




日曜日の昼間にかかってきた、まなからの電話。



その声は、いつも以上にとても落ち着いていた。




「咲良…私…



浜野に告った」



「え…こ…告白!?」




「うん」



まなに何も聞いていなかった私は、驚くばかりだった。



いきなり過ぎる…


突然の報告





「それで!?浜野は…何て?」






「好きって言ったら、俺も好きって言われたの」