「…貴方を呪ったりはしません。

だって、好きなんですから」


変わったのは死が少し怖くなったのです。


生きる喜びを知ってしまったから…。


お母様、お父様…私を許してください。



…最後は宗十郎様に、

愛していると伝えたいです。



輪をくぐれば、

首が一気に締まり苦しいも

感じなくなり始めるころ、


「桐里様!!」


枝が誰かの手によって

へし折られてしまったんです。