オオカミは、男の言葉を理解したかのようによろよろと車を降りたのだ。 そして男に寄りかかりながら、処置室に向かう。 「ちょっと待て!お前らそこで少し待ってろ!」 自分で歩かせれば出血量は増す。 俺はとりあえず目の前の光景は置いといて、命を助けるために動いた。 病院まで戻り、担架を持つ。 俺とあの男二人でなら運べる。 急いで男とオオカミのところへ戻った。