「1401…」

太田君の号室を押して、出てきてくれる事を願う。

“はい”

「太田君!?あたし…須藤南!」

焦ってフルネームで自己紹介してしまう。

“会長!?何でここに…”

「説明は後で。お願い…どうしても伝えたい事があるの!」

“分かったから…。中入ってきなよ?”

そう言うと自動ドアを開けてくれた。