強がり彼女と恋と嘘。

あたしも学校の支度をして、春と一緒に家を出る。

「みなちゃん…」

「何?」

「後ろ後ろ」

春はちろりと目だけを動かして合図する。

視線の先を辿ると…。

「ぎょえええ!」

「みなちゃん!せめて、悲鳴はきゃあだよ」

「いや、でも!」

あたし達の後ろには、太田君がいた。

「あ、会長おはよう。っと…ん?」

「春です。以後お見知りおきを」

「えっと、太田海です。よろしくお願いします」

待って、あたしを置いて挨拶しないで!

「なんで、太田君がここに!?」

「え、ここは僕の通学路だから」

でしょうね。

ってことは、家…近いのかしら?