「もしかして会長…負けるのが怖いんですか?」

「はあ!?何言ってるの。ありえないわ!」

そんな訳無いでしょ!?

あたしは負けるのが嫌いなのよ。

ぎろりと睨むと、コイツは笑ってくる。

「じゃあ勝負しましょうよ?
会長が勝ったら、どうぞ。僕をこき使って下さい。
だけど僕が勝ったら会長は今度の全校集会の時に前で好きな人に告白するんです。
あ!先に言っておきますけど、拒否したら自動的に負けになるので」