強がり彼女と恋と嘘。

場所は変わって、生徒会室。

先生にも許可貰ったし、8時までなら居てもいいらしい。

「さてと、始めるわ」

「頑張って会長」

それに…一人ぼっちじゃないから。

そんな事を考えつつ資料に目を通しながら、間違いを直していく。

きっと、落ち着いて作業できるのは太田君がいるから。

それと、富岡!見なさい。

ドキドキも何もしてないんだからね!

あたしは太田君に一目惚れも何もしてないのよ。

太田君は、あたしが出した緑茶で一息ついているし…。

本当は紅茶やコーヒーが好きらしいんだけど、生憎あたしの趣味のせいで緑茶しかなかったの。