強がり彼女と恋と嘘。

「暗い所、苦手なのに…」

学校は電気ついてるっていっても、外は真っ暗だわ…。

そんな中を一人で帰るなんて無理よ。

お化け屋敷なんて、生まれてこのかた自力で出られたことないのに…。

「どうしよう…」

急に学校が怖くなってきたわ…。

こういう時って絶対に何かあるのよね…。

例えば、後ろから誰かの足音が聞こえたり…。

そう、今みたいにペタペタって音がしてきて…って今みたいに?

ペタペタ…ペタペタペタペタ…ペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタ

「嘘でしょ…」

肩叩かれたら終わり…。

とんとん。

「んぎゃあああああああぁぁぁぁああ!」

「うわっ!何!?」