強がり彼女と恋と嘘。

富岡は理解したのか、してないのか分からないけど、一応「はい」と返事があった。

その直後、チャイムが鳴り響き帰る時間に。

「って、あたし…まだ何にも終わってないんだけどー!」

「え、じゃあ居残りしたらいいじゃないですか」

「え…」

「あ、先に言っておきますけど。僕は妹が待ってるんで帰りますからね。さようなら」

「ちょ…富岡ー!」

あたしが大きな声で呼び止めようとするけど、富岡は光の如く消えていった。

どうしよう…あたし。