「……で、でももういいよ?別に特別痛いわけじゃないし」 「…でも、」 「いいよ。ありがとう」 よし。今度はうまく言えた。…けど、その顔ダメだって。捨てられた子犬みたいにしないで! 「じゃあよ~、俺らがイイとこ連れてってやるよ」 「へ?」 なんか桃真が言うと色気があるんだって。なんだよイイとこって。 ―——――――—そして、なされるがままに着いた先は。