「ブス。そこどけ」 「?…うん…?」 楓弥がイラつきながら言う。なんかちょっと怖くて、あたしはすぐに場所を移動した。 『ちげぇよ』 双子が短くあたしに返す。――――——―――そして二人揃って指さした。 『ブスはお前らだよ』 先輩たちを。