* * * っくっそ、あのバカ女め。 のこのこついていきやがって。 こんなことなら委員会なんてすっぽかしとけば良かった。 …だって後味悪いじゃねーかよ。 別にアイツを気にしてるわけじゃねえ。 そう思ってるのに――——―― 「嫌です。あたしは奴らと一緒にいます」 髪を引っ張られて地面に倒れて。 ぼろぼろになりながらも凛と告げるあいつに、どこかが締め付けられるのはなんでなのか自分でもよくわからない。 …俺たちが校舎裏に着いたその時。 アイツは強気にそう言っていた。